マイナンバーカードによるオンライン本人確認の開発者向けプラットフォーム「PocketSign Platform/Verify」、オープンβ版を提供開始

2023-06-30

プレスリリース

ポケットサイン株式会社(東京都中央区、代表取締役 梅本滉嗣、以下当社)は、2023 年 6 月 30 日、マイナンバーカードに基づくオンライン本人確認(eKYC)である「公的個人認証サービス(JPKI)」を、自社のサービスやアプリに手軽に組み込むための開発者向けプラットフォーム「PocketSign Platform」および署名検証サービス「ポケットサイン Verify」のオープンベータ版を提供開始しました。

本サービスをご利用いただくと、犯収法などの各種法令に準拠したオンライン本人確認を、自社のサービスに簡単・安全に組み込むことができ、ユーザー体験の向上・離脱率の減少・コスト削減を実現できます。

PocketSign Platform/Verify の特徴

当社は、電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(公的個人認証法)における、主務大臣認定を取得した「プラットフォーム事業者」です。システムのセキュリティ等で一定の要求基準を満たす事業者だけがこの認定を受けることができ、2023 年 6 月 30 日時点では 17 社が認定を取得しています。

当社は、プラットフォーム事業者として、マイナンバーカードに搭載された公的個人認証サービスによる本人確認(eKYC)の利用を希望する他の民間事業者さま向けのサービス「ポケットサイン Verify」をご提供いたします。

このサービスでは、マイナンバーカードに搭載された公的個人認証 AP 等を使ったオンラインでの身元確認や当人認証を自社のサービスに簡単に組み込むことができます。

「PocketSign Platform」は、ポケットサイン Verify をご利用いただくために必要なデベロッパーガイドや SDK/API などの開発環境、および書類手続き・お支払い情報の登録などの機能を集約した開発者向け統合コンソールです。

オープンベータ版では、メールアドレスによるユーザー登録をしていただくだけで、ポケットサイン Verify のサンドボックス環境をすぐにご利用いただけるようになります。

※オープンベータ版のご利用料金は無料です。

特徴1:手軽に公的個人認証機能を自社サービスに組み込み可能

マイナンバーカードによる本人確認を組み込むために必要な手続き・書類作成は、ポケットサイン社が代行。案内に沿って Web 上で書類を提出するだけで、各種法令に準拠し、安全性と信頼性を兼ね備えたサービス・アプリの開発が行えます。

特徴2:充実した開発ドキュメント・SDK とサポート体制

充実したドキュメントと高機能な SDK を含むサンドボックス環境を、登録即日でご提供する Developer-Friendly なプラットフォームです。Slack 上でのテクニカルサポートにも対応。技術面の不安を最小化し、安心して導入・運用いただけるサポート体制を整えています。

特徴3:大幅コストカット・業務効率化を実現

ポケットサイン Verify は、初期費用や基本料金は一切かかりません。使った分だけのシンプルな料金体系です。また、オンライン本人確認を導入することで、書類の郵送や目視確認が不要になり、業務効率化・人件費の削減が期待できます。

PocketSign Platform サービス画面イメージ

◆ プロジェクト管理画面

プロジェクト管理画面

◆ ドキュメント・SDK 画面

ドキュメント・SDK 画面

ポケットサインについて

ポケットサイン株式会社は、「デジタル身分証を通じた便利で安全な暮らしの実現」というビジョンのもと、マイナンバーカードや公的個人認証を利活用するサービスの開発を行っています。

マイナンバーカードを活用するデジタル身分証スマートフォンアプリ「ポケットサイン」の開発のほか、プラットフォーム事業者として公的個人認証サービス(JPKI)を利活用するサービス開発者への支援・環境提供に向けた事業構築を進めており、マイナンバーカードを基盤とした多様なサービスが展開される民間プラットフォームを目指していきます。

スマートフォンアプリ「ポケットサイン」は、マイナンバーカードの情報をスマートフォン内に登録することができる、デジタル身分証アプリです。宿泊施設でのチェックインやオンラインサービスでの本人確認などの日常用途にとどまらず、災害発生時の避難支援機能にも力を入れています。

昨年度の宮城県との原子力防災に関する共同実証事業を受けて、今年度には防災サービスを正式リリースし、さらに平時向けの複数の分野に跨るサービスの実証実験も予定しています。